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時間管理とハシゴに、どんな関係があるの?


チームワークの良さは、アイデアや目標だけではありません。何より大切なのは「どう話すか」です。


それは、ハシゴを登ることに例えられます。上に行くほど、相手の話をよく聞き、決断が早くなり、時間の節約につながります。でも、下の段にとどまっていると、会話は混乱し、会議はいつまでも続き、得られるものはほとんどありません。


最初の段 — 聞いていない。時間は指の間からこぼれていく。


会議に出ていても、心は別のところ。スマホをいじったり、終了時間を数えたり、早く帰りたいと思ったり。全く集中できていません。結果どうなるか? 何も決まらず、また別の会議が必要になります。


二段目 — 自分の番を待つだけ。


みんな、自分の言いたいことばかり考えていて、聞くのは片耳だけ。会議は長引き、同じ話の繰り返し。結論は出ず、決断はぼやけます。


三段目 — 反論するためだけに聞く。


話し合いではなく、議論の戦いになります。みんな自分の主張を守り、相手を打ち負かすチャンスを狙います。エネルギーは解決策ではなく、正しさを証明することに使われ、会議は長く、疲れるものになります。


一番上の段 — 理解するために聞く。


ここで魔法が起こります。みんなが本当に相手の話を聞き、質問し、理解しようとします。すると、会議は短く、具体的で、ちゃんと決定に至ります。繰り返したり、「また戻ろう」ということがなくなり、仕事はスムーズに進みます。


良い仕事の進め方は、「聞くこと」から始まる。


時間管理について語られることは多いですが、本当の「時短」は会話の質を高めることから始まります。ハシゴの高い段に行けば行くほど、無駄な繰り返しや誤解、必要のない議論は減っていきます。


ぜひ考えてみてください。あなたとあなたのチームは、このハシゴのどの段にいるのでしょう?

何が上へと押し上げてくれるのか — オープンさ、質問する力、立ち止まる勇気?

そして、何が下に引きずり下ろしているのか — 焦り、プレッシャー、自分の正しさへのこだわり?


こうした問いへの答えが、仕事の進め方や成果に大きな違いを生むかもしれません。


参考文献: 「Coaching from A to Z and back again」ボブ・トムソン著(2023年)

 
 
 

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